●がんばれストールマン! 1999/1/25
リチャード・M・ストールマン氏の名前を最近ちらほら雑誌などでみかけます。
PC-UNIX(主にLinux)のブームでPC-UNIXを支えているGNUプロジェクトのツール群の説明の際などに見かけることがが多いのですが、 このストールマン氏の人物評が「偏屈」とか「癖がある」とかと芳しくありません。
おそらく勢いがつきだしたオープンソース・ムーブメントと距離をとっているとか、 LinuxがあるのにHugeの開発をつづけているからなのかもしれません。(本当に「癖がある人物」なのかもしれませんが・・(^^;)
しかしもともとフリーのOSの開発を目的としたGNUプロジェクトは、GNU's not Unix(GNUはUnixではない!)の通りUnixとは違うマイクロカーネルを採用したオペレーティング・システムの開発を目的として始めたわけで、 Linuxが普及したからもういらないというたぐいのものではない。
またずっと以前よりFSFを設立しGPLという独自のライセンスでソフトを配布してきたストールマン氏がオープンソース・グループと一線を画すのも別段不思議なことではない。(FSFのFreeとは無料ではなく自由という意味です)
重要なのはストールマン氏がこれまでもそしてこれからも優れたソフトをフリー(自由)で配布するということではないでしょうか?
ストールマン氏の今後の活躍に期待する今日このごろです。
●デジタルクリエーター飯野賢治 1999/1/18
マスコミに頻繁に登場するデジタルクリエーターというのは無茶苦茶バッタもんくさいです。
中でも飯野賢治とか広井王子なんかはバッタもんの2大巨頭という感じでうさんくささがプンプンと臭ってきます。
まぁマスコミというところはオヒレエヒレをつけてその人物をカリスマ化することで商売していますから一概に本人だけの行為だけではないんですが・・
(勘違いして本気でカリスマだと思ってしまうケースが多々あります。)
2大巨頭の1人飯野賢治の人物紹介が99年1月16日付けの神戸新聞夕刊に載ってました。
その文中にちょこっと生い立ちが書いてあったんですが、それを読んでほんの少しですが虚を誇張する飯野賢治の実像が垣間見えたような気がします。
わたしもやや似たような家族環境だもんで親近感なのかもしれませんが、たぶんこういう生い立ちを経験すると「カタギ」?という一般的な生き方ができなくなるのかもしれません。(^^;(経験談)
虚の世界にあこがれるというのは実感としてわたしにもあります。
ただ、やっぱりあれだけ虚を誇張しまくるデジタルクリエーターのバッタもんくささというのは好きになれんなぁ、と思う今日このごろです。
●いきなりヘッジファンド 1998/12/2
最近なにかと話題のヘッジファンド。いろんなメディアで特集が組まれています。
これが非常に面白い。
主としてアメリカの信託投資資金運用会社は昔ながらの相場師的な要素もありますが、大学で情報処理工学をまなんだ人間が独自に開発した相場の先行き予測のシステムを使っていたりします。
システムはそれぞれ独自のノウハウが加味されていてシステムが相場の予測を建てそれにしたがって資金を運用していきます。
相場というのは基本的には丁半博打と同じ原理で、丁の目が出れば半方の駒をとり半が出れば丁の駒をとるのと同じく売り方と買い方とで資金の取り合いをするわけです。
マネーゲームという言葉どおり売りと買いを巧みに繰り返し資金を増やすゲームです。
そこで重要になるのが相場の推移予測で、丁半博打の場合でいうと出目の予測になります。
この予測を高度な金融工学に基づいて計算していく。計算といえばコンピューター。という具合なようです。
最初そんなシステムなら市販すればかなりの儲けになるのにと思ったんですが、よく考えたらシステム自体が金を生み出す金の卵なわけですから売る必要がない。
逆に売ってしまうと儲からなくなる。
ということは市販されている金融やギャンブルの必勝ソフトには碌なものはないということなんですね。
●平成不況 1998/11/23
平成不況です。仕事がありません。(^^;
さていわゆる融資というのがありますが銀行というのは融資(投資)のプロだそうですが本当にそうなんでしょうか?
たとえばこのコンピューター業界。
あるコンピューター関連の企業に融資をする場合不動産を担保にするというのはでは、ほとんどの企業は融資を受けられない。こういう業界ではその会社の技術力を評価するというのが必要です。
しかし銀行の貸し出し担当者がコンピューター関連の技術を評価するというのはまず無理でしょう。
(パソコンの操作すら四苦八苦してる銀行員はかなりいるでしょう)
ということになれば銀行に融資を頼むというのは無駄ということになります。
コンピューター関連以外でもその業種毎に評価基準というのが違いますから結局満足な企業評価というのは出来ないわけです。
融資(投資)というのは難しいものです。
●Linuxあれこれ 1998/11/23
以前にもまして活発な動きをみせているLinuxですが、いよいよNEC98シリーズにも移植が進み今後国内でもますますシェアが広まる予感がします。
わたしもHDD増設したさい旧HDDの方にインストールを行いました。
古いEPSONの98互換機にはFreeBSDを入れてましたが白黒ノートだったんでX Windowsを入れませんでした。
今回は一式まとめてのインストールで改めてPC-UNIXの世界を体験しております。
UNIX自体はワークステーションなどで経験があるのでコマンド操作などは別段問題ないんですが、シェルやX,さまざまなアプリの各種設定とかはなかなか大変です。
PC-UNIXの売りの一つに「堅牢さ」があります。アプリは落ちてもOSは少々のことでは落ちないということです。
ところがわたしはX Windowsの設定ミスでXがフリーズしてしまいキーボードやマウスの入力を受け付けつけず、やむおえずリセットかけるというハメなってしまいました。
ネットワークをつないでいると別の端末からログインしてKILLで殺すということが可能ですが、スタンドアロンで使っているとその手が使えません。
堅牢なOSでもスタンドアロンで使うとなかなか落とし穴があるもんだと実感した今日このごろでした。
●消えていくインターネット喫茶 1998/11/9
2年前のインターネットブームで神戸の三宮や元町にインターネット喫茶がオープンしたんですが、徐々に閉鎖して遂に元町にあった最後?の1店も消えました。
インターネット喫茶が全国で何件残っているかはわかりませんが、たぶん減ってることは間違いないでしょう。
インターネット自体はブームが衰えることなくどんどん生活に密着する方向になってるんですが、一時利用という需要が減っているんでしょう。
学校や会社で利用できる環境にない人が最初にちょっとやってみようという部分での利用がインターネット喫茶の一番の利点なんですが、継続利用すればかなり高額になります。
(だいたい1時間1000円から500円が相場?)逆にプロバイダの増加で通信もほどよく安くなり(海外に比べればまだ高い?)、マシンの価格も下がった現状では自宅でやった方が経済的です。
加えてメールなど日常的に利用するようになれば一時利用でインターネット喫茶に行くことがなくなります。
また、会社などはどんどんネットワーク利用が増えてますし、学校などでも環境が整ってきて一時利用もインターネット喫茶に行くことが減ることになります。
2年という短い運命でしたが、インターネット喫茶はその役目が終わったということでしょうか?