●錬金術の法則 2000/07/05
昨今、ITという名の錬金術が流行っています。ということで、誰でも簡単に錬金術師なれる錬金術の法則を定義しましょう。
1.絶対に自分で仕事をせず仕事は他人に丸投げする。
(丸投げすれば無限に仕事をとることができ、また自分が到底できない仕事もとることができる。)
2.とにかく大風呂敷をひろげて派手に宣伝する。
(夢のような構想をあれこれ言いつづけ1つでも実現すれば一気に名声を獲得できる。)
3.金は湯水のごとくじゃぶじゃぶ使う。ただし、絶対に自腹は切らない。
(金を使えば使うほど注目を集め、儲かっている印象を与えることができる。)
4.饒舌に詭弁を使いこなす。
(人に何を言われても言い逃れなければいけない。)
5.他人のアイデアをうまくアレンジしてパクル。
(そのままパクルのではなく、少しだけ変更を加えておく)
6.流行は貪欲に取り入れる。
(特に海外での流行はかならず押さえておく)
7.他人をどんどん巻き込み、共犯を増やす。
(共犯者がふえればふえるだけ身の安全が確保される。)
8.他人の手柄は自分の手柄、おいしいところは確実に自分が持って行く。
(1・2・3 ダー!)
9.責任は上手に他人に転化する。
(当然ですな)
さあ、これであなたも秋元や猪木や孫になれるぞ〜!
おあとがよろしいようで。
●ソフトウェアは誰がつくっているのか? 2000/03/04
今話題になってるオウム系ソフト会社が官公庁のシステム開発をやっていたという一件ですが、コンピューターシステム開発の現状を考えるとこいうことがあっても全然不思議じゃないというのがわかります。
大手メーカーが受注するシステム開発の仕事は受注したメーカーがつくるわけではありません。
だいたいよくあるパターンとしてメーカーからそのメーカー系の子会社に仕事がまわり、さらにメーカー系子会社から独立系の下請け会社へ開発が流れます。
メーカー系子会社がいわゆるシステム設計をしてプログラム開発を下請けがやるというのが一応建前ですが、メーカー系子会社やメーカーの人間は手抜きをしようと思えばいくらでも手抜きできる立場ですから現実はシステム設計から丸なげいうケースが多いです。
まぁ手抜きをすれば実務経験なんて培われないから知識、経験ともに不足し何もできなくなるのは当然で、さらに人事がらみで役に立たない人間がが子会社の幹部として天下ってきたりもします。(実際ゴールデンウィークに元受けのメーカーの社員はみんな休んでメーカーの人間のいないメーカーの建物で下請けが作業をしてるなんてのもあったりします(^^;)
バブル時代は開発費がそれなりにあったので下請けもしかっりした技術者を社員として確保できてたんですが、メーカー自体が大赤字になってどんどん開発費が減ると下請けの取り分がごっそり減ってきます。

ソフト開発というのは経費がほぼ人件費といえますから開発費が減ると人件費しか削るところがない。
そこで下請け会社はまともに技術者を雇わずに人材派遣会社やフリーの技術者を使うことになる。
ひどいところでは社長だけのソフト開発会社なんてのもあります。(どこが開発会社なんでしょうね(^^;)
わたしが知ってるかなり酷い例ではLANボードを造っているメーカーAが下請けBに仕事を丸なげし、この下請けBがさらに別会社Cに派遣を依頼、CはさらにDに派遣を依頼しDはさらにEに派遣を依頼しEが時給1000円でアルバイトを募集したというのがあります。(仕事をしたのはこのアルバイト(^^;)
こんな現状ですからオウム系のような人件費が全くかからない?会社に仕事が殺到するのはあたりまえで、オウム以外でも合同結婚式をする有名な宗教団体系のソフト開発会社なんかもあったりします。
単価が安いからといって要求される技術(スキル)は高いものを求められる。高いスキルに安い給料ではそれで生活してる普通の人間はまずやっていけませんからね。

求人誌とかを見れば今求人を募集してるほとんどが人材派遣会社というのがわかります。派遣と書いてなくても勤務地は当社顧客先とあれば派遣・出向業務のことです。
本気でコスト削減ををするなら仕事をしないで金だけ持っていく連中(元受けメーカーを含めて)を取っ払えばいいんですけどね。(^^;
ソフトウェアをつくってるのはいったい誰なのか?それは誰にもわからない謎の世界なんです。(^^;
●消えたnekokitiのページ 2000/01/30
00年1月29日にまたまた「鉄人マーケット」サーチをやってみした。
検索したのは前と同様だったんですが、infoseekとgooでHITしていたうちのページがHITしなくなりました。
何故?ということで試しに「nekokiti」で検索してみるとinfoseekではうちのページがひっかります。
「メトロ神戸」+「サンパル」と検索すると古本屋マップもHITします。
今度はgooで検索するとな・な・なんとうちのページが全くHITしなくなっていました。
gooだと今までは「nekokiti」で100を超える(そのほとんどがうちのページ)HITだったのに急に数件に減っていました。
他のキーワードでも一切うちのページがHITしません。
う〜ん、どうしてなんでしょうね。gooのデーターベースからうちのページが完全に消去されているんでしょうか?
こちらには特別思い当たるふしはないのですが、ひょっとして電脳コラムの「サーチエンジン・バトル」が・・・・
謎は深まるばかりです。
●サーチエンジン・バトル 2000/01/09
99年12月6日に「鉄人マーケット」を古本屋マップに載せる際、サーチエンジンで「鉄人マーケット」でどれだけHITがあるか調べてみました。
検索したのはロボット型のgoo、infoseek、Lycosの3サイトで、検索指定は全てデフォルト。
結果はgoo、infoseekがともに0件(当たり前ですがアップしたてのうちのページは引っかからない)、でLycosだと山のようにHITがありました。
しかし、HITしたページを見てみると鉄鋼関係のページだったりで「鉄人マーケット」という単語はなく、「鉄」+「人」+「マーケット」のAND検索のようでした。
改めて指定を「フレーズ」にして再検索すると3件HITしました。
1件はリンク切れでしたがもう2件は同一掲示板で「鉄人マーケット」の紹介がありました。
その後、12月20日ごろ(正確ではない)にもう一度同じ検索をしてみると、goo、Lycosは前と同じでしたがinfoseekにはうちのページが早々と引っかかりました。(こちらから登録などはしていない)
ロボット型のサイトはロボット巡回のサイクルが2・3週間ぐらいのようですが2週間ほどで「鉄人マーケット」が反映されたinfoseekはなかなかグッドです。(タイミングがよかったのかもしれません(^^;)
さらに00年1月7日にもう一度同じ検索をするとLycosは最初と変わらず、infoseekは12月20日と同じでしたが、gooで2件HITがでました。
1件はうちのページで、もう1件は神戸市水道局のマイ・タウンという地元紹介のページの王子公園編で「鉄人マーケット」の紹介が載ってました。
しかしこのページは99年6月掲載らしく前2回の検索でこのページがHITしなかったのは不思議です。
「鉄人マーケット」という語彙のデータベースがなかったんでしょうか?(わたしが検索したので語彙として登録したのか?)
ということでgoo、infoseek、Lycosのサイトの特徴が少しわかった気がします。
今回の調査で改めてサーチエンジンは使い分けて利用するのが有効というのを実感できました。
●世紀末といえば・・・ 2000/01/05
2000年になりました。20世紀最後の年です。新年といえばやはり大喜利?。ということでパラドックスを少々。
神様のパラドックス
神様がいると仮定します。神は全知全能であり、人間は神が造った。
神が全知全能である完全な存在なら、人間の行動は例え戦争をしようが地球を滅ぼそうが全て神の意志である。(神が人間に試練を与える必要もない)
もし人間の行動が神の意志に反するものなら人間を造った神が間違いを犯したことになる。間違いを犯すということは神は全知全能ではなく、神の行動やお告げなどは必ずしも正しいとは限らない。
この矛盾は「神が人間を創造した」のではなく、「人間が神を創造(想像?)した」とすれば納得できます。(^^;
踊る大走査線風にいえば「神が人間を造ったんじゃない!人が神を造ったんだ!」となります。
おあとがよろしいようで。