JRには近郊区間というものがあって、この区間であれば重複しない限りどのルートをたどっても料金は最短距離料金で計算してくれます。
その区間を利用して大回りルートで鉄道旅行を楽しもうというのが近郊区間大回りです。
神戸から滋賀方面への大回りは1区間のみでは不可能で最低限尼崎から東へ一区間までの切符を買わなければいけません。
今回は尼崎から東西線、片町(学研都市線)線、関西本線、草津線、琵琶湖線、北陸本線、湖西線、京都線を経て大阪駅までの大回りをしました。


■JR琵琶湖線 草津〜米原
草津駅で琵琶湖線に乗り換えます。
琵琶湖線は関西と愛知県の名古屋とを結ぶ主線で、新快速で京都、大阪方面と連絡がよく沿線沿いは宅地が続きます。
新快速といってもこの琵琶湖線では停車駅が多く快速以下の運行をしています。(笑)


野洲を過ぎ安土までくると雪模様となりました。
駅のホームに積雪ができています。


安土山です。
人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり。



■JR北陸本線 米原〜近江塩津
米原駅に到着。
米原駅は岐阜方面と福井方面への分岐点で、新幹線の駅も兼ねている大きな駅です。
敦賀行きの新快速であれば乗り換えなしで北陸本線の近江塩津までいけますが、今回は米原止まりに乗ったので、ここで乗換えます。



北陸本線は琵琶湖と田園風景が続きます。



■JR湖西線 近江塩津〜JR京都線 京都
近江塩津駅で湖西線へと乗り換えます。


近江塩津は無人駅だそうですが、窓口に人がいました。
改札はなく、飲食店を兼ねた待合室があります。
近郊大回りなのですが無人駅なので駅舎の外でることができます。(反則なのか?)



湖西線に乗ると琵琶湖の大きさが本当によくわかります。
進んでも進んでも車窓に琵琶湖が映っています。(笑)



車窓から琵琶湖が消え、山科駅で琵琶湖線と合流し、京都駅に到着。
京都駅には巨大な駅ビルが隣接しています。


当日は人身事故で新快速が運転休止となり京都駅から大阪駅まで快速に乗りました。
兵庫、大阪、京都、三重、滋賀をまだぐ約10時間の旅でした。