●米司法省 VS MS part2 1997/12/14
先日司法省のマイクロソフトの反トラスト法違反の提訴に仮裁定が出ました。
仮裁定は司法省の主張が受け入れられ抱き合わせ販売の中止の仮命令が出されました。
仮であるので審理は今後も継続され逆転の可能性も残ってはいます。
しかし、IE4.0を考えると抱き合わせ販売の中止だけでIEのシェアの伸びがとまるようには思えない。
IE4.0はIEといいつつブラウザのみでなくOSの機能そのものを改定しています。
アクティブディスクトップを入れなくてもディスクトップの表示動作がかわりますし、見えない部分でもかなりいろいろ変更しています。
IE4.0をインストールするとそれまで動いていた他のアプリケーションがおかしくなるケースもありかなり厄介な問題が出てきています。
こういう手段があるかぎり他のブラウザがいくらがんばっても勝負にならず、シェアはいずれIEに支配されてしまうでしょう。
反トラスト法がそこまでつっこんだ部分に立ち入れるのかわかりませんが、ここをどうにかしないとあまり意味がないような気がします。
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●廃棄パソコン
11月23日にNHK特集で廃棄されるパソコンをとりあげていました。
ここ2、3年パソコンの短期間でのバージョンアップでスペック的に不十分なパソコンが大量に発生し、それが廃棄されている現状を映していました。
しかし、スペック的に不十分といっても工夫しだいで全部あるいは部分的に使用可能なものを大量に廃棄するさまは見ていてもったいないと感じてしまいます。
486クラスのWin3.1モデルマシンならPC-UNIXは十分快適に動きますし、IBM-PCのマシンなら最低限のパーツ交換でグレードアップできます。
マルチモニタ、キーボード、ケースは廃棄する必要がないしFDDなどはまったくそのままで使用できます。
ようはマーザーボードを交換すればいいのですから。
廃棄する側がもう少し勉強して、あれこれ工夫をすることをもっと考えて欲しいと思う今日このごろです。
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●どうなるパソコン通信 1997/11/20
パソコン通信の大手NiftyServeが料金改定を行いました。具体的にはそれほど変更はないのですが、固定料金を通常料金として課金の減少を抑えようとしいるようです。
パソコン通信はインターネットの人気のあおりで、どこもかなりアクセスが落ち込んでる状態で幾つかの大手パソコン通信が閉鎖になりました。
インターネットはプロバイダによって料金やサービスに差がありますが、競争の激しい地域だとかなり安いプロバイダがあります。
最大手のNiftySeveがすぐに閉鎖ということもないでしょうが現状を考えればどんどんアクセスが減っていくのはまず間違いない。
わたしの身近でもほとんどインターネットに流れて、メールがNiftyにくるということもなくなっています。
今後パソコン通信はどうなっていくのでしょう?
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●米司法省 VS MS
ついにというか、とうとうというか米司法省が反トラスト法(独占禁止法)違反でMicrosoftを提訴しました。
Internet Explorerのバンドルを抱き合わせていることが反トラスト法に抵触するとのこと。SUNに続く提訴になりました。
まぁ前々から司法省ににらまれていると噂されていたので(一時は寄付行為で追求をかわしたとの話もあった)「ついにきたか」という感じですが、
これはAppleとの提携でいよいよ独占状態に拍車がかかったことが逆に呼び水になったんでしょうか?
それにしても、罰金の額がすごい。一日100万$(約1億2千万円)ということは10日で1000万$(あたりまえ)。
仮にMicrosoftが裁判に持ち込んだとして、判決が出たころには1億$ぐらいはいってるかもしれません。
ということは、Microsoftもとりあえずバンドルをストップして裁判に望まないといけない。(もし負けた場合かなり痛手になる)
予想としては司法取引で決着しそうな気もしますが、今後の展開に注目したいところです。
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●Sun VS MS 1997/10/9
このごろSUNとMicrosoftが激しく対立しています。
お互いがお互いの新しい技術や戦略を批判したり、ついにはJavaのライゼンスをめぐって裁判にまで発展しました。
まぁ、Microsoftに正面から対抗できる勢力はSUNぐらいしか残っていませんのでMicrosoftの暴走を止めるためにもSUNにはがんばってほしいところですが、
提訴のニュースで気になることがありました。
というのも、Javaの権利に関して、Microsoft、Intel、DECなどが連名でSUNに書簡をおくったんだそうです。
その内容がJavaの権利は民間企業ではなく公的機関が所有すべきでSUNにJavaの権利を放棄しろというものだそうです。
Javaの権利がオープンになるというのはいいことだと思うのですが、
それならばMicrosoftの持っているさまざまな権利も民間企業ではなく、公的機関に譲渡すべきだと思うのですが・・・
まぁ、最近ソフトバンクから出版された「私がマイクロソフトで学んだこと」という本をちらっと読んだんですが、
すでにMicrosoftはいわゆるビジネス・エリートが中心になって運営されているようで
(彼らは自身をマイクロソフティと呼ぶんだそうな)金儲けにしか興味ない連中ならさもあらんということでしょうか?
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●PC-UNIXに思うこと 1997/9/30
最近LinuxやFreeBSDとかのPC-UNIXが密か?な人気です。
書店に行けば関連書籍がたくさんあるし、DOS/Vパーツショップにもパッケージがたくさん置いてある。
先日、以前に出版されたFreeBSD徹底入門(翔永社)のNEC-98版(もうPC-98は混乱するから使えない)が出版されたんですが、
発売1週間で見る見る本が減っていきました。大きな店舗はほとんど回りましたがどこも同じ感じでした。
もともと、FreeBSDの書籍のなかで上記の本が評判がよかったんですが、
その理由がおまけについたFreeBSDのNEC-98版だったのでそれじゃNEC-98版の本をだそうということになったそうです。
わたしもおまけのNEC-98版が目当てで購入したんですがNEC-98版の書籍がでるなら待っとけばよかったとくやしい思いです。
(おまけのNEC-98版は2.2.1-alphaで今回は2.2.1-RELEASE)
そもそもPC-UNIXは圧倒的にLinuxユーザーが多く海外では9:1の割合でLinuxなんだそうです。
ところが日本では7:3ぐらいの割合に変わります。その理由がNECのマシンで動くLinuxがないということで日本でのFreeBSDユーザーの9割がNEC版だそうです。
シェアが落ち込みついに国内でもPC-98仕様のマシンの製造販売を発表したNECですが、
PC-9801およびPC-9821シリーズのこれまでの総販売台数はダントツですから9801用のPC-UNIXの需要は当然といえば当然で、
PC-UNIX自体旧機種での運用が多いということをあわせれば、この売れ行きというのもうなずけるところです。
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