●コンパイル和議申請 1998/3/19
「のーみそこねこねコンパイル」でおなじみのコンパイルが和議を申請したそうです。
コンパイルといえば「ぷよぷよ」のヒットのあるゲームソフト会社で、ぷよぷよが好調にもかかわらず和議を申請したということで驚きました。
原因は多数の事務所の開設、大量の社員採用、広告費の突出などのいわゆる拡大戦略で支出が増大し、それに加えて最近の銀行の貸し渋りによる資金調達のいき詰まりによるものだそうです。
NECの会長もそうですが、コンパイルも結局経営者の無能が経営を圧迫したということでしょう。
コンパイルはぷよぷよ以外あまりメジャーなタイトルはありませんが、その昔MSXが全盛時代はMSX用のソフト「魔道物語」や「アレスタ」、「ディスクステーション」などマニア?の間では支持を得ていました。
ただMSXが消滅したあとPC−9801用に「ディスクステーション」を発売したんですがそのPC−9801も消えてしましました。
ひょっとしてこの会社は根本的に先見性のない会社なのかもしれませんね。
●NECの会長 1998/3/2
98年2月28日にNHKで放映されたNHKスペシャル「日本経済をどう立て直すか」という番組にNECの会長関本が出演していました。
NECといえば数年前まで国内でのパソコン市場のシェアを独占、しかしWindowsやDOS/V (マシンのことではなくソフトで日本語表示ができるOSのこと) の登場であっというまにシェアを失い、 勝負にでたPC-98NXシリーズもこけたメーカーです。
番組は経済人を集めた討論会なんですが、NECの会長のいうことはおよそ最先端の企業の会長とは思えないもので、 やれ日本人は農耕民族でアメリカは狩猟民族だとか(聞き飽きるほど使い古された論法)日本企業は人(社員)に優しいとか(過労死はあるは下請け企業には無理難題言うはどこが優しいねん)とかまぁなさけない限りでした。
こんなおっさんがトップいるようじゃNECもお先真っ暗という気がします。
だいたい結果がでてからあれこれいうのは誰でもできることで、企業の経営者は結果が出る前にきちっとした経営判断をして道を決めなきゃいかんわけですから情報収集、情報分析の能力にたけた人でないとつとまらない。
ましてやサイクルの早いコンピューター業界ですからそれにプラス先見性も必要なわけです。
天下のNECの会長がこれじゃそれこそ「日本経済をどう沈没させるか」になるような気がします。
●ビル・ゲイツ受難 1998/2/7
新聞によればベルギーのブリュッセルを訪問したMicrosoft会長ビル・ゲイツ氏が地元の無政府主義者のメンバーにクリーム・パイをぶつけられたそうです。
犯人は有名人にパイをぶつける愉快犯だそうで、有名人ということでターゲットにされたそうです。
クリームまみれのゲイツ氏の写真はなかなか面白く、これで日ごろのうっぷんを晴らした人は世界中にたくさんいるのではないでしょうか?
●無料のページサイト
海外のプロバイダの中には無料でホームページのサービスをしているところがいくつかあります。
このサービス全世界どこからでも利用可能で日本からでも利用できます。サービスのあるページにアクセスしサインアップすればメールでアカウントが送られてきます。
あとは通常の方法でページをサイトへ転送すればOKです。容量もかなり多く(Tripodというサイトは11M)なかなか便利です。
サービスのあるサイトはやはりアメリカが多くてさすがネットビジネスの先進国という実感があります。
中にはメールアカウントももらえるところもあります。ただしあたりまえですがダイアルアップ接続サービスは国内で受けないといけません。

●中古ソフト売買
今ゲームソフトメーカーがゲーム機用ソフトの中古売買を禁止するよう販売店に抗議をしているそうです。
メーカー側の言い分ではソフトには頒布権があり中古売買はそれに違反してるということだそうです。
中古売買そのものは音楽CD、ビデオ、書籍などあらゆる分野で存在しているわけで、なぜゲームソフトだけが駄目なのかその根拠が明確になってないのが気になります。
逆にオリジナルのソフトを購入した消費者にとっては購入したソフトは個人の財産になるわけで中古売買が禁止されればその財産が事実上無価値になるわけです。
この部分はどうなるんでしょうか?このあたりもっと明確にしてほしと思う今日このごろです。

●ジャストシステム赤字
ワープロソフト一太郎でおなじみのジャストシステムの1998年3月期の業績予想が43億の赤字になると発表されたそうです。
感想としてはいよいよかというところです。
MS-DOS全盛時はワープロといえば一太郎で日本語入力といえばATOKだったんですが、 Windows3.1の時代になってMS-Wordが登場し日本語入力もMS-IMEが標準で添付されるようになってから徐々にシェアが落ちはじめました。そしてWindows95に変わって一気にMSに逆転されてしまいました。
ネットスケープと違い一太郎は国内でのシェアしか望めない商品ですからひょっとするとジャストシステムはこのままということになるかもしれません。
ちなみににマイクロソフトは1997年10月から12月の決算で過去最高益だそうです。

●米司法省 VS MS part3
司法省のマイクロソフトの反トラスト法違反の提訴の仮裁定に関してマイクロソフトの譲歩があり和解が成立したそうです。(あくまで仮裁定の件での和解で本訴訟は継続中)
譲歩案はIEのアイコンをディスクトップから削除することをパソコンメーカーに認めることなどだそうです。
しかしアイコンをディスクトップに置かないといってもアクティブディスクトップにしたら一緒と思うんですがこのへんどうなんでしょうね?
●同人ソフト 1998/1/15
この頃同人ソフトの勢いが全くなくなりました。関西の同人ソフトの展示即売会でも3から4のサークルしか出展していませんし、 同人ショップなどでも同人ソフトは新作をあまり見かけません。
これはWindows95が出たぐらいからの現象で、95年までは活気があったんですが96年以降どんどん衰退していきました。
同人ソフトもピンからキリまであって、単なるCG集からできのいいゲームソフトまでいろいろです。しかし現状はジャンルに関係なく減っているようです。
おそらくWindows95に加えてインターネットのブームというのも要因になっているからだと思われます。
Windows95で環境が一変し、さらにインターネットで手軽にCGが入手できるようになって制作する側も購入する側も大きく変わっていったのではないでしょうか?
ただ、コミケの方は相変わらず盛況で、同人誌はまだまだ健在です。果たしてこのまま同人ソフトは消えていっていくのでしょうか?